建設情報局
建設業者数は2000年代以降減少傾向にあり、近年は約47~48万社でほぼ横ばいの状況が続いています(グラフ①)。
一方、建設就業者数は1997(平成9)年をピークに減少に転じ、現在はそのピーク時から約30%減少しています(グラフ②)。また、建設就業者のうち55歳以上の割合は、他産業と比べて高く、高齢化が進行しています(グラフ③ )。このため、将来的な担い手不足が懸念されており、次世代への技能承継が課題となっています。
建設業への新規学卒者の入職者数は、2009(平成21)年の2.9万人を底に、直近では4万人前後で推移しています(グラフ④)。また、女性就業率は他産業と比べ依然として低いものの、近年は上昇傾向にあり、女性活躍は着実に進展しています。(グラフ⑤)
今後、担い手の確保や新規学卒者の入職促進、女性活躍のさらなる推進のためには、長時間労働の是正と処遇改善(賃上げ)により、働きやすい環境づくりを進めることが重要です。
労働時間について、建設業は2024(令和6)年4月から時間外労働の上限規制が適用されています。依然として他産業と比べ労働時間・出勤日数ともに多い傾向にあるものの、いずれも減少傾向にあり(グラフ⑥⑧)、上限規制に抵触するような長時間労働も減少しています(グラフ⑦)。
その背景として、週休2日を確保するための適正な工期設定の推進が挙げられます。公共工事では週休2日の取得が進んでいる一方、民間工事では引き続き週休2日の確保が課題となっています(グラフ⑨)。
処遇面では、公共工事設計労務単価が14年連続で引き上げられており(グラフ⑩)、改善は進んでいますが、他産業と比べると依然として賃金水準は低く(グラフ⑪)、さらなる賃上げが求められます。
なお、建設業における労働災害の発生状況をみると、死亡災害・死傷災害ともに減少傾向にあります。しかし、死亡災害は全産業の中で最も多く、事故の型では墜落・転落が最多となっています。(グラフ⑫)
「建設業における安全対策」をご確認いただき、労働災害防止に向けた適切な取組を実施することが必要です。
- グラフ①
許可業者数
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- グラフ②
就業者数
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建設業従事者数と
全産業に占める割合の推移 - グラフ③
高齢化率
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- グラフ④
新卒入職比率
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- グラフ⑤
女性比率
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- グラフ⑥
労働時間(1)
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産業別年間実労働時間
- グラフ⑦
労働時間(2)
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建設業における1か月60時間以上の
時間外労働を行う労働者割合の推移(産業別/正社員・正職員(パート除く)) - グラフ⑧
出勤日数
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産業別年間出勤日数
- グラフ⑨
発注者別休日数
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建設業における
平均的な休日の取得状況 - グラフ⑩
公共工事設計労務単価
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- グラフ⑪
賃金
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- グラフ⑫
建設業の労災発生状況
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建設業における
労働災害発生状況の推移死亡災害(資料出所:死亡災害報告(厚生労働省))
H30 H31/R1 R2※ R3※ R4※ R5※ R6※ R7※ 前年比較 死亡災害 309 269 256 278 281 223 232 214 ▲18人7.8%減少 墜落・転落災害 136 110 95 110 116 86 77 91 +14人18.2%増加 ※新型コロナウイルス感染症のり患による労働災害を除外したもの
休業4日以上の死傷災害(資料出所:労働者死傷病報告(厚生労働省)
H30 H31/R1 R2※ R3※ R4※ R5※ R6※ R7※ 前年比較 死傷災害 15,374 15,183 14,790 14,926 14,539 14,414 13,849 13,437 ▲412人3.0%減少 墜落・転落災害 5,154 5,171 4,756 4,869 4,594 4,554 4,351 4,343 ▲8人0.2%減少 ※新型コロナウイルス感染症のり患による労働災害を除外したもの

